ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

楽しき車中泊

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ごく近いところを除いて、100キロ前後走るようなコースに行く時は、殆どの場合コース近くの道の駅で車中泊をする事が多い。
これが今一番楽しい時間。

元々は、締め切りの前後は夜遅くまで普通に仕事をしなければならない生活のため、朝早く起きる事が非常に苦手だったために苦肉の策として始めたものだったんだけど..
キャンピングカー歴は、最初はゴルフを始めて間もなく中古のランクルBJ44を買った時に、後ろの席を折りたたみ式のベッドに改造してもらった事から始まった。
しばらくしてから、大借金をしていすゞのエルフの1.5トン車をベースにした大型のキャンピングカーを手に入れた。
これは一生乗るつもりだったんだけど、どこかの馬鹿知事がトラックのディーゼル規制をキャンピングカーにまでかけたためにどうにも乗る事が出来なくなってしまった...もっと性能の劣るディーゼル車でも外国から輸入したキャンピングカーなら例外となっているのに、だ。

やむを得ず、捨て値で手放したキャンピングカーのかわりにやっと手に入れたのが今の車。
もう金も無くて小さなものしか買えなかったけれど、自分の「自由」と「楽しみ」の象徴のような道具だったために無理をした。

楽しみは道の駅についてからの時間。
助手席を回転させて、後ろの座席をフラットにする。
そこに敷き布団と羽毛の掛け布団をセットして完成。
2階は大人二人が寝られるが、やや狭いので奥さんと娘専用。
下は座席をフラットにした部分に自分が寝て、左のシンクの部分も組み立てればもう一人が寝られる。

読みかけの本を持って行き、純米酒の小さなピンを買い、お気に入りの陶芸家が焼いてくれたぐい飲みで酒を飲む。
(もちろん、その前にリラックス出来る服に着替えておく)
摘みはコンビニで手に入れた、煮物やかまぼこ類。
証明は十分な明るさのものがいくつもあるので、大丈夫。
寒ければ、ベッドの方で羽毛布団を肩にかけて足も布団にれてのんびりする。

ああ、至高の時間。
そんなに飲み過ぎるほど飲む事はない。
程々に気持ち良くなったら、道の駅の奇麗な洗面所で歯を磨いてから一眠り。
...殆どの場合、早い時間に小鳥のさえずりで目が覚める。