ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ないっ!

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ちょっとゴルフに関する本が読みたくなって、近所の本屋に出掛けた。
この辺じゃあ、一番大きな駅前の書店。

以前は近所に3軒の大きな本屋があったが、古本のチェーン店に押されて、今残っているのはこの一軒のみ。
何でもいいから、「レッスン書」以外のゴルフの本が読みたかったんだけど、いくら探してもない!
「え?」と思って、雑誌の方の「ゴルフ関連書籍」の所に行っても...ない。

あるのは、「飛ばし」だの「スイング」だのが、ドータラコータラやっている本ばっかり!
そんな本は棚の半分近くを占めているくらいいっぱいある...それなのに、そういうゴルフの技術以外の「心」とか「気持ち」だとか「エピソード」とかの本は一冊もない!
俺がゴルフを始めたころは、ゴルフの技術書以外に、「ゴルフの歴史」だとか「名言集」だとか「古今東西のエピソード集」だとかいう本が、かなりの数あったように記憶している。
そういう面白い話や、馬鹿馬鹿しいエピソードなんかを読んで、ニヤニヤするのもゴルフの楽しみの一つだと思っていたんだけど...今の人は(最近始めた人は)そんなことを知る術もなく、ゴルフをやっているのか!

ただタイガーだとか、石川だとか、単なる肉体を駆使するプロスポーツの一つとしてしか捉えていないのかも知れないなあ...それはもったいないし,可哀想なことだと思うんだけど。

俺がゴルフを始めた頃も、「日本のゴルファーは、プレーする以外のゴルフの楽しみを知らない、つまらないゴルファーだ」なんて言われていたけど、今はもっと状況が悪くなっているってことだ。
商売として、売れないから出版しないんだろうけれど、文化としてはなんだか貧しい話。

後で、都内の大きな書店でも探してみたけど、せいぜいあるのは夏坂健の本数冊だけだった。

今度は、暇なときに神保町でも探してみよう。