ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

昔のクラブ

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天気が良いのにコースに行けなかった日には、昔のクラブなんか触ってみたりして...

部屋の片隅の古いキャディーバッグに、パーシモンのクラブが10本くらいつっこまれたままで埃をかぶっている。
ドライバーが5-6本、後は3番や4番のウッド。
マグレガーのターニー、スーパーターニーやトニー・ペナ、クリーブランドスポルディング、ホンマのウッドまである。
ゴルフを始めたのは30代も半ば、何よりパーシモンのウッドで糸巻きのボールを打ったときの、あの音と感触が好きになった。
あっという間だったなあ...金属のヘッドのドライバーに変わったのは。
気に入ったトニー・ペナを無理して2本買って用意していたのに、2本目は一回も使わずに埃にまみれて眠ることになってしまった。
今更売ることも出来ないし、捨てることもましてや出来ずに、時折こうして埃を払いながら触って見るのがせいぜい。
しかし、そうして手に持ってしみじみ眺めてみれば、昔のウッドは工芸品の域に達していたんだなあ、なんて改めて思う。
木の削り、ペーパーファイバーのインサート、インサートの組み合わせと打ち込まれた鋲のレイアウト、ましてやスポルディングなんかに見られるインサートの「象眼」の美しさ。
これもまたゴルフの贅沢な楽しみかもしれないな、なんて、ゴルフに行けない晴れた日の昼下がり、ひとり納得したりして...