「ムービングデイ」と言われる3日目。
スコアを大きく動かして来たのは、やはりトップを追っていたグループ。
首位に立ったP・ハンセンは、2アンダーから7打伸ばして9アンダー。
2位のミケルソンは、やはり2アンダーから6打伸ばして8アンダー。
3位のL・ウーストハイゼンは、4アンダーから3打伸ばして7アンダー。
それに対して、二日目の首位だった5アンダーのF・カプルスは3打落として2アンダー。
同じく5アンダーのJ・ダフナーも3打落として2アンダー。
B・ワトソンとM・クーチャーは、それぞれ2打伸ばして6アンダーと5アンダー。
タイガーは沈んだまま浮かび上がれず、優勝争いに絡めそうなのは上記の顔ぶれにプラスして、L・ウェストウッドとH・ステンソンくらいか...
ウェストウッドがメジャーをとれないのは、いざという時にパットで手が動かなくなるから、と言われているが..それらしい兆候が出て来てしまったらしく、勢いは失われたように見える。
タイガーは昨日ミスしたクラブを放り投げ、あげくは足で蹴飛ばしていたが、H・ステンソンもミスする度にコースに八つ当たりしていたのが頂けない。
...それでなくても、アメリカの観衆はアメリカの選手を応援するんだから、コースのパトロンを敵に回してどうするんだか...
そして、今日三日目の中継を見ていて一番受けたのが、12番ホールで二人ともバーディーを穫ったときのマキロイとガルシア。
中継に全く出て来ないと思ったら、なんとマキロイはアウト42!
ガルシアは40で、同じ組の二人して大叩きをしてしまい、12番が揃って二人の今日初バーディーだったとか。
二人してグリーン上で抱き合ったのを見た時には大笑い...完全に二人は今年のマスターズにギブアップ、と見えた。
二人の表情に、「ダメだこりゃ!」という感じがもろに出ていたのが、実におかしかった。
ということで、明日の最終日、優勝が誰になるのかは全く判らない。
ミケルソンは今日が出来過ぎのような...あのパットが明日も同じように入るとは思えない。
かといって、メジャー初優勝を狙うハンセンが、今日のようにスコアを伸ばせるとも思えない。
...有利なのは最終組より一つか二つ前の組だと思う。
眠いけど、もう一日...サンデーバックナインが楽しみだ。