ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

春眠、暁を....

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今、走り回っていたと思うと、急に動きが止まる。

もぞもぞとスタンスが決まると、静かに呼吸を整える。
ふと、外の世界に気が行っても、今日は雨の土曜日。
普段は賑やかに飛んでくる小鳥の影もなく、何かの物の怪を感じさせる音も無い。

一回り走って、朝食を食べ、トイレを済ませたあとは、飼い主に遊んでくれる気がない時は、自分の居場所に落ち着くしかない。

まだまだ子猫かなあ...

静かになると、あっという間にうたた寝を始める。
目がだんだん閉じて行き、いかにも眠くてしょうがない、という顔になる。
懸命に目を開けようとしているに違いない...のに、半分くらい目が閉じてくると、身体が揺れてくる。

いつの間にかこっくりこっくりと、舟を漕ぐ。

本当に寝る気になると、前足を折って座り込んで、「さあ、寝るぞ」という体勢を作るのだけど、こんなうたた寝の時は全く危なっかしい。
人間みたいに、傾き過ぎて「おっとっと!」となったりして笑わせてくれる。

「しょうがない」こんな雨の日は、ストーブの暖かさに甘ったれて、一日だらけてぬくぬくとしていよう。
飼い主も猫も、居眠り出来る春の日は、「幸せな時間」の象徴だ。

...今日は、雨の、春の一日。