ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

雷!

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昨夜から雷が鳴りやまずに、パソコンをつけるのもおっかなびっくり...
雷の音が消えてる間にあわてて更新。
ひょっとしたら今日オープンコンペ行ってたかもしれなかったので、胸をなで下ろして。

もう十五年以上前、千葉c・c川間でプレーしていた時のこと。
20人ほどのコンペで、午後のハーフプレー中、急に晴れていた空がかき曇り、遠くでゴロゴロという音...コンペの途中だし、残りは3-4ホールなので大丈夫だろうとみんなプレー続行。
少し経って...いきなり「ガシャ...ドカーーン」ときた!
ゴロゴロなんて音じゃなくて、高橋留美子の漫画じゃ無いけど「ちゅどーん」なんて音と、バリバリバリなんて言う何かが裂けるような音。
おまけに辺りに焦げ臭いような匂いまでしてきた。
キャディーさんが「車呼びますから、ハウスに戻りましょ」なんて言ってる間に、回りはどんどん暗くなっていって、まるで壊れかけた蛍光灯が消えたり点いたりしてるように、明るくなったり暗くなったり...
みんな顔見合わせて、「あの木下に行こうか?」「いや、木の下は危ないって」「ここで待ってるのか?」
とたんにすぐ後ろ(と感じた)で「バシャーン!」

キャディーさん以外の我々4人は、持っていたクラブを放り投げて、...逃げた。
遠くに見えるクラブハウスめがけて、全力疾走...今にも自分に次の雷が落ちてくるような気がして、後ろも振り返らない。
横を見るとあちこちのホールから、クラブハウス目指して懸命に走る男達の姿、姿...その頃にはざんざか降ってきた雨に、みんなずぶ濡れ。

クラブハウスにたどり着いた男達の顔は、みんな余裕のかけらもなく、膝に手を当てて息を整えるのが精一杯....そうだよなあ、そんなに普段運動してない人間が、短い距離でもミドルホール二つ分くらい、長い人はミドルホール三つ分は走ったんだから。

考えてみれば、15年以上前で良かった...今だったら、急にそんなに走ったら、5人や10人は死んでるだろう...心臓が止まったり、血管が破れたりで...あ、また雷の音がしてきた。