ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2014年全米プロ最終日

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見る気がなかった全米プロだったけど、最終日の優勝争いにわりと好きなプロ達が揃ったので最終日だけ生で中継を見る事にした。
マスターズの頃なら毎日生中継を見ても、朝方から一眠りすれば別に大丈夫なんだけど...この時期のアメリカの試合の生中継を見合てしまうと、試合が終わる頃にはもう気温は30度を超えていて、ゆっくり一眠りする訳にもいかずに一日調子が狂ってしまう。

それでも、トッップのマキロイにファウラー、ミケルソン、デイが絡む展開は見ないわけにはいかない。

見所が満載の最終日だが、私の興味がある事は
まず、マキロイの調子の良さは本物か...前に全米プロに勝った時や全米オープンに勝った時には、2位を大差で引き離す圧勝だったので「タイガーの次の帝王はマキロイだ!」と感じたんだけど。
その後のマキロイのゴルフっぷりは、ちょっと調子が悪いといい加減に投げやりのプレーをしたり、叩いてしまうといかにもの言い訳をして棄権したり...とても次の時代を背負うゴルファーには見えない態度の時が多くて、「何だ、偶々調子が良かっただけなのか」なんて思うようになった。
ここ最近の「調子の良さ」は、以前と比べてどのくらい違うのか?

そして、今年のメジャーで常に優勝争いに参加しているファウラーが、初メジャー制覇に手が届くかどうか。
少し現代のゴルファーとしてはパワー不足を感じるが、アイアンのキレが抜群だしプレー振りも素晴らしい(ちょっと、グリーン上でのプレーが遅いのではないか?と言う気はするが)。

そして同じく、近いうちに必ずメジャーを獲るという予感がするジェイソン・デイ。
マッチプレーで勝った後、故障が治り切らずに低迷しているが...地力というか潜在能力・パワーはマキロイに引けを取らないと思っている。

私の予想では近いうちにマキロイとデイが中心になって、それにファウラーやジョーダン・スピースが絡む...アメリカのゴルフ界はそんな若者の時代になると思っている。
(ただし、それにステンソンやケプカなどの大型選手やヨーロッパの若手が加わって、勝者は日替わりの戦国時代になる可能性もある。)

で、最終日を見る為にテレビをつけると、何と降雨の為に2時間の中断。
最終組午前3時スタートのはずが、実際にスタートしたのは5時半...試合が終わるまで見てたのは本当に疲れた。

試合の流れは、前半こそマキロイがもたついている間にミケルソンやファウラーが逆転した場面があったけど、勝負所でのマキロイのショットのパワー・正確さは共に他の二人を圧倒していた。
ファウラーもミケルソンもいいゴルフをしていたけれど、完全に二人の上を行くゴルフをマキロイはしていた...なんだか「地力が違う」とさえ感じてしまった。
...今度こそ「マキロイ時代」が来るのか?

...しかし、やっぱり今の時代のプロの試合は、我々には参考にならない...まるで「サーカスを見に行って、曲芸師の技に拍手する」みたいな感じで、全然自分のゴルフには関係ない。
特にクラブの基準飛距離が違い過ぎて(ロフトがバラバラな為もある)、どの選手が何番のクラブを使おうが、何の情報にもなっていない。

パーシモンの時代には、メジャーの試合にだって我々のゴルフにも影響を与える様なプレーが沢山あったような気がするんだけど...