ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2012年10月雑感

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いつの間にか、半袖では寒く感じる季節になった。
雲の位置は高くなり、吹く風は気持ち良さの中に冷たさも感じるようになった。

さあ、ゴルフシーズンだ...と言うのに腰の痛みは収まらず、日々の暮らしにも苦労するような状態。
ただ、それでも今を生きている証のように、ゴルフをしたいと言う気持ちは変わらない。
とてもトータルスコアを競うようなゴルフは出来ないが、ゴルフと人生を楽しむ気持ちは強くなるばかり。

まだ少し関東の低山紅葉には早いけれど、あとひと月が今シーズンのベストな期間だろう。
高山の「錦織なす」風情には勝てないが、低山紅葉には低山紅葉だけの美しさがある。
いわば名門と呼ばれるコースの美しさに対する、大衆コースなりの美しさとでも例えられる、派手ではないが飽きのこない色合いの紅葉だ。

そんな舞台で、いくつ叩いたと怒ったり落ち込んだりしてしまうのはもったいない。
天気の良い日を選んで、旅そのもののようなゴルフを楽しみたい。

世の中は、少し前まではなかったような問題が日々メディアから伝わってくる。
「つながり」や「絆」を求めて、ネット依存症になる人々が増え続けているとか。
みんな「ひとり」になるのが怖いらしい。
ミクシーだとかフェイスブックとか...
自分はそれらの閉鎖的な仲間遊びに興味はないが、世の中にはそうして仲間を求める人が猛烈に増えているらしい。
...自分が興味が薄いのは、案外年齢のせいかもしれないな。

ブロガーの人達が集い遊ぶブロガーズコンペも、それに近いものかもしれない。
ただ、そうした「祭り」のような高揚した時間を求めすぎると、祭りのあとの寂しさはなお一層堪え難くなって、すぐにまた次の祭りを捜すようになるのではないか?

人生に、祭りなんてそんなにあるもんじゃないと思うんだけど...

マスコミから流れるニュースは、そんなネットのおかげで以前よりは客観的に見る事が出来るようになっている。
勿論ネットの情報が全て正しいなんて訳はないんだが、少なくとも違う意見を見ることによって、同じ事件に対して違う視点がある事を知る手がかりになる。
マスコミによる意図的な世論誘導に流され難くなっている事は、ネットが発達した事の大きな功績の一つだろう。
隣にある国の、大きな権力に自由に操られる普通の人達の姿を見てそう思う。

ただ日本の最近の意図的な世論誘導のようなものが、誰の意思によって行われているのかには不安を感じる。
原発放射能の問題。
その瓦礫処理の問題。
代替えエネルギーの問題。
あるいは、その資源を取り合う国際紛争
政治の問題、選挙の問題。

...この辺の方向を決めるのは、本当の責任者は誰で、本当の施行者は誰なのか...
そして本当にそれが我々に必要な事、大事な事なのか。

自分の子供たちの世代のためにも、見ない振りは出来ないから、我々ははっきり目を開けて耳を澄まして、本当の事を知るようにしなければ...

...そういえば、辞表を出した法務大臣を一斉にマスコミは責めていたけれど、彼が国会に自分の運転する軽自動車で通っていた、なんて事を報じるメディアは一社もなかったとか。
何が正しくて何が悪いか、今出ている情報だけで判断するのは非常に危険である、という事を身に沁みこませて覚えておく事だ...と強く思う、10月の日の雑感。