ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

機能下着考

イメージ 1

昨年末に、一年のラウンドの結果を見ていて、面白いことに気がついた。

昨年は、楽して上手くなろうとか考えて、昨今流行の「機能下着」という奴をいくつか買った。
膝の痛みを軽減するための、イチローが使っているとか言うミズノの機能スパッツ(というのか?)。
なんだか流行っていたアンダーアーマー、夏の暑さ対策のミズノのアイスタッチ。
その中でアイスタッチ以外は、いずれも身体をある程度締め付ける下着。

そして気がついたのは、この「締め付け」系の下着を着けたときのラウンドは、いずれも例外なく大叩きしている、ってこと。
それも、後半になるに従い崩れてくるパターン。
「締め付け」系の下着でない場合は、逆に前半悪くても後半30台が出ることが多かった。
そう考えてみると、失敗したパブ戦も、難しいスタート3ホールを無難に通過した後、後半になって崩れが止まらなくなった。
この時「おかしいなあ? 俺はいつも後半良くなるのに...」って思っていた。
高い下着なんだから、と重要と思っていたラウンドには必ず着ていって、それがことごとく失敗になっている。

改めて考えてみると、締め付け系の下着は着用すると、筋肉に程よい緊張感の様なものを感じて、動くと自分で筋肉の動きがよくわかる。

...ここが俺には合っていなかったんじゃないか?
俺の場合はゴルフは、理屈ではなくリズムと感性というスタイル。
ラウンド中には、右手が、とか左腕の動き、とかは考えないで、自然と遊ぶような感覚で打って行く。
それだから、トラブルショットのように「形」に囚われないで打つようなショットが結構得意な訳なんだけど。

それがこの下着を着ると、妙に(自分にとっては、だけど)腕や肩や背中の筋肉の動きが「意識」されてしまって、「今はこう動いてしまった」とか「ここに力が入ったからこうなったんだ」とかいうことを考えてしまう。
すると次のショットでそれを修正しようとして、逆のミスをしてしまう。
それがどんどん増幅されて、結果としてどんどん崩れて行く、というパターン。

もちろんこのような感覚が合う人もいるだろうけど、俺にはこれは「毒薬」だったんじゃないのか?
格好良さげだったんで、手に入れてしまったけど去年一年の結果は...失敗。
確かに買ったときに、ある古いゴルフ仲間が「それは身体を締め付けて、スイングがおかしくなるからやめた方が良い」と言っていたのが気になってはいた。

つまり、あれは「合う人」と「合わない人」が別れるんじゃないか、と思う。
よく言われている事だけど、「誰にも会うギアはない」ってことか。
自分のスイングの動きをチェックして、それに対応できる人には大変な「優れもの」だと思うが、俺みたいにスイングを「下手に考えるとドツボに嵌る」人には、向いていない。

少数意見ですが、ご参考までに。