ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

サンドウェッジ選びの楽しみ

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と言っても、どこのメーカーのサンドを使うか、なんてのは最近あまり気にしない。
結構長い間ゴルフをやって来て、ウェッジはクリーブランドとキャロウェイとタイトリストのものを使っているが、性能には大差ないと感じている。
どこのウェッジを使ったから抜群に寄るようになったとか、バンカーから絶対に寄る、とか...
魔法のウェッジなんてものは無いんだから、それぞれの好みと思い入れで選ぶだけ。

ウェッジは結構沢山持っているけど、結局次のゴルフをどう楽しむかでどれを使うか決めている。
その基準はロフト。
バンスも重要な要素だけど、何本か持っていたローバンスのウェッジはみんな手放してしまった。
このローバンスというヤツ、スピンを意図的にかけたりフェースを開いたり閉じたりなんてテクニックを楽しむには良いけれど、自分の実力では(と、自分の行くようなコースでは)ライが悪い時に対応しきれなかった...つまりローバンスってヤツはコースの状態が良くなければ、ただの難しいウェッジになるだけってこと。
で、残っているのはそれなりにバンスが効いたウェッジばかり。

多数ある中から使う気があるのは、クリーブランドの56度、57度、キャロウェイの58度、タイトの60度。
結果は伴わないけど、行くコースや思い入れに寄ってこの中から1本ないし2本を選ぶ。

最近まで多かったのが、TA-3などのアイアンのピッチングに53度のクリーブランドンウェッジ、そのあとに58度のキャロのウェッジ。
しかし、クラシックの黒トップを使う時にはどうも具合が良くない。
どうという訳ではないんだけれど、黒トップの9番・ピッチング・サンドからの流れが58度のウェッジと合わない...流れから外れた別物、という感じが強い。
では、とクリーブランドの57度にするとこちらの方が違和感が少ない。

また、他の今風のアイアンのピッチングからの流れには56度が距離の間を整えるのに良いんだけど、ちょっと飛び過ぎるので60度が必要になる。

このどのロフトのウェッジにだって「決まった!」って過去が光り輝いていて、どれを使ったって上手く行けば最高のゴルフになる「実績」はある。
56度でチップショットがピン横数センチでぴたっと止まり、見ていた人が「おおっ!」って感嘆の声を上げた事が何回も。
57度でバンカー越えの60ヤード、ハーフショットが見事に決まりカップ数センチでOKバーディーてのがよくあった。
58度では、バンカーからのチップインが何回もあったっけ。
60度は残り70ヤードでフルショット、ピンオーバーからバックスピンでのバーディーを前の組の人たちが見ていて歓声を上げたなんてことも。
(勿論失敗ショットはその何倍もあるんだけれど、そんな事みんな忘れて「なかった事」だ。)

てな事をラウンド前に考えるのも、ゴルフの大きな楽しみで。
「どうせ思い通りにならないのがゴルフ」って知ってはいるけど、誰だって当日までは夢見る男でいいじゃない。

ゴルフに出かける時には、みんな(宝くじより少ない確率の)夢と希望で胸一杯になっているもんさ。

捕らぬ狸の皮算用で、無数の狸の毛皮に埋まっちまっているもんさ。