ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ゴルフ小説の挿絵

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今、サトルさん..https://blog.golfdigest.co.jp/user/woodhouse/ のゴルフ小説に挿絵を描いている。
なによりレッスン関連の本ばっかりしかない今のゴルフ界の現状に、彼が一人でゴルフ小説を書き続けている事に共感して、協力しているという状態。
彼の短編小説を一度読んで欲しい。
ただのサラリーマンという彼の立場は、アマチュアの作家という肩書きしかないんだろうけれど、ゴルフに対する愛情と情熱は十分伝わってくると思う。
取り上げるテーマは、それぞれ目の付け所が面白く、読みやすい文章と展開はゴルフが好きな人には誰でも楽しめると思う。
自分個人としては(一ファンとしては)テーマや展開は面白いのに、オチが物足りないモノが多いのが不満と言えば不満。
これは、自分が「予想以上の(意外性のある)オチ」を期待してしまうからだと思う。
オー・ヘンリーの短編や他の短編の名手のような、どんでん返しや「あっ」と驚くオチを期待するのは、俺のわがままなんだけど。

でも、そんな不満が出るのは、俺が彼の小説を十分楽しんでいるからだと思う。
昔、小説の挿絵の仕事をしていたときに、原稿を読み込んでそんな感想が出る小説は少なかったもの...殆どは目を通して「あ、そう」で絵を描いていた。

なにより彼のブログに行って、彼に感想を書いて欲しい。
この「ゴルフ小説」という分野が、ゴルフ好きには「レッスン書ばかりが本じゃない」って、あたりまえに楽しめる分野になって欲しいと切に願う。