ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

カテーテルアブレーションの再手術・3...手術成功・退院

止血のために身動き出来ず、そのために飯も食えず腰も痛くなる1日をベッド上で過ごして、翌日にはやっと体を起こす許可が出る。

やっぱり、ベッドを起こして「座る」形になると、本当に楽だ。

 

 

 

 

昨日はうまく食べられなかった食事、これがこの日は俺の好きな「冷やし中華」だったり「ハンバーグ」だったりする!
手術前にはこの「心臓食」ってやつが、「あまりにも淡白」な味付けのために「旨い」も「不味い」も関係ない「味がない」状態だったのに...なんだか、「旨い味」がする。
これは俺が「塩分」の少ない味付けにやっと慣れて来たせいかも、なんてマジ思う。
なにせ、今まで塩分取りすぎて腎臓が注意信号と中原先生にも言われたし。
「この病院の食事は他の病院より美味しい」という評判を入院前に奥さんから聞いていたのが、「そうかもな」と納得する気になった。
(ただ、俺は他に入院したことないので、ほかの病院のことは知らない。)

 

 

 

 

それにしても、という話。
この病院の看護婦さん(今は「看護士さん」なんだっけ?)は、よく働く。
見ていると全員休む暇もなく動きっぱなし。
昔と違うのは、今は電子カルテとやらが普通になって、皆パソコンデータと交信しながら細かな作業をこなしている。
そのために、一つ一つの作業の細かいチェックに、結構時間がかかる。
ミスは少なくなるんだろうけど...

それプラス、例えば夜勤の看護師さんは俺の右隣の患者一人に、一晩に10回以上呼ばれる...プラス、いろんな警報を鳴らすために、そのたびダッシュして駆けつける。
俺は関係ないけど、「おつかれさま」なんて声をかけたくなる。

で、残念なのが、皆大きなマスクを外す事なく働いているために、見えるのは目と髪の毛だけ...誰が誰やらサッパリ覚えられない。
「髪の長い人」とか「ちょっと逞しい人」とか「メガネと細身の人」とか、自分の担当の人も最後まで誰だか分からなかった。
(まあ、余裕がなくて名前を覚える気もなかったんだけど。)

でも、ずっと感謝だけはしてましたからね。
どうもありがとね。

 

 

 

 

早いよね。
心臓の手術して2日で退院だよ。
「俺、一昨日心臓弄ったんだよね?」なんてのが、自分でも冗談に感じる。

でも、でも「脈が乱れてない!」

5月からずっと、脈拍は100を超えたり、血圧計がデタラメな脈拍でエラーを起こして、何度やっても測れない。
他人に俺の脈を測らせると、「キャッ」と言って「脈、メチャクチャですよ!」なんて今にも俺が死にそうな顔をする。
何かをやろうという気になっても、ちょっと動くと息が切れて動悸がして「俺、大丈夫か?」なんて気持ちになって挫折する。
ゴルフをやりたくても、野山を歩く元気が全く出ない。

そんな状態が、今は全くない。
もちろん、これから色々動いてみて様子をみるけど、ちょっと動いた限りでは脈が早くなることはあっても、全く乱れが出ない。

中原先生が言っていた「これでもう棺桶に入るまで大丈夫です」を信じて、秋からは大復活をしてやるつもり。

今の俺は、無敵.....に近い(笑)。